あまりテレビを見ませんが、巷では未だに舛添都知事の政治資金が話題になっているようす。

そこで、民部も政務活動費を公開してみたいと思います。
といってもふじみ野市議会は会派ごとにすでにネット上に公開しているので、改めてここに書く必要もないのですが、解説も兼ねてアップします。

これが民部の2015年度の政務活動費です。市議会のサイトから転記させてもらいました。
繰り返しますが2015年度、つまり1年間の収支です。

収入

政務活動費 110,000円

支出

平成27年度無所属(民部)支出一覧
項目金額(円)備考
調査研究費48,062円佐賀県唐津市、武雄市の行政視察
研修費16,108円地方議員研究会主催
広報費0円 
広聴費0円 
要請・陳情活動費0円 
会議費0円 
資料作成費2,160円消耗品購入(コピー用紙)
資料購入費12,679円図書購入(詳細は報告書に記載)
人件費0円 
事務所費9,698円消耗品購入(Wi-Fiルーター)
合計88,707円 

残額

21,293円  ※残金は市へ返還されています。
明細無所属(民部佳代)平成27年度政務活動費収支報告書[PDF:771KB]

ふじみ野市議会の政務活動費は議員一人当たり月に1万円、年度ごとに会派に対して支払われています。例えば4人の会派なら、年間で12万円×4人で48万円。
民部は無所属なので、一人分が交付されました。昨年度は、4月に市議会議員選挙があり5月から支給されたので、一人当たり11万円。今年度は12ヶ月分、つまり12万円です。

市議会の場合はそもそも一般の方が思うほど支給されていませんし、支出も全て領収書添付して報告しています。政務活動費は議会の規模によって、大きく違うのです。

これ以外に、例えば議会に登庁したり近隣の調査のために移動した交通費(ガソリン代など)などは、本来領収書を添付して報告すれば 請求できます。しかし日常生活で使う自家用車と兼用していれば政務活動費だけのガソリン代を合理的に計算するのは手間がかかるため、ふじみ野市議会ではおそらく全員、議員報酬の中から捻出していると思います。専用車を購入したりリースするのも、この金額ではとても無理ですよね。

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ここで混同しやすいのは「政務活動費」と「政治資金」。

都知事の場合は「政務活動費」ではなく「知事交際費」とか「旅費」として予算計上されているのだと思いますが、舛添都知事の騒動では、その二つが混同されて報道されているように思います。 

市から支出されているのは、「政務活動費」(知事、市長の場合は、交際費、旅費など)。
これは100%公金ですから、高い透明度が求められます。

一方、「政治資金」。これは政党や政治団体(後援会など)の私的なお金です。
政治資金も、毎年、選挙管理委員会に収支報告書を提出し、公開されています。
(参照:埼玉県政治団体の届出や収支報告書の公表

私的なお金と言ってもほとんどの政党政党交付金をもらっているので完全な私費ではありませんが、それ以外にも個人や企業、団体から寄付や会費をもらったり、パーティーを開くなどの方法でお金を集めています。

特に政治団体(後援会など)は、大臣級の大物であれば企業献金やパーティー収入も沢山入ってくるでしょうが、私たちのような地方議員はほとんど収入の当てがありません。

昨年は統一地方選挙(ふじみ野市議会議員選挙)が行われたため、政党から公認料などの形で多少の資金的支援がありました。民部の場合は、当時の民主党埼玉県総支部連合会から10万円。民主党は政党助成金を受け取っているため、この中の一部は公金といえば公金です。もちろん、寄付を出したこと、受け取ったことは全て政治資金収支報告書に記載して提出しています。

それ以外の団体、個人からも寄付をいただきましたが、寄付として「他人」からいただいたお金は政治活動にかかる費用のごく一部。政治活動にはレポートを印刷して発送したり、時には事務所を借りたりスタッフを雇ったり、いろいろなお金がかかります。

そのお金を負担しているのは、多くの場合、議員自身です。自分の報酬を自分の政治団体に「寄付」してそこから支出したり、あるいは印刷物や会合に出席する際の会費など、最初から自分のポケットマネーで支出することも多いのです。
 
そんな厳しいふところ事情も、あくまで小さな自治体の地方議員だから。

県議会など自治体の単位が大きくなると、月に数十万円の政務活動費(公金)が支給され、そのお金で印刷物を作ったり、スタッフを雇ったりが可能な議会もあります。

話題になっているのが、政務活動費なのか政治資金なのか、少し気を付けて報道を見聞きすると面白いかもしれません。