埼玉県ふじみ野市 民部佳代の市議会blog

ふじみ野市議会議員民部佳代のブログです。 議会のこと、市政運営のことなど、若干固めの話をゆっくり書いています。 日ごろの活動や考え方はtwitter、facebookで公開中。 公式サイトは http://mimbu.com

枝野

埼玉県で新立憲民主党が旗揚げ

立憲民主党が誕生して3年。
その間にも公文書の改ざん、閣僚経験者の不祥事、さらには短絡的な政治主導によるコロナ対策や大学入試改革の混乱など、一強多弱の国会運営で政治に緊張感が失われ国民生活にも影響が出ています。

この状況を変えるべく旧立憲民主党と旧国民民主党が解党したうえで合流。新しく立憲民主党が立ち上がり、その地方組織である埼玉県総支部連合会の設立大会が10月25日に行われました。

県内では、旧立憲民主党の国会議員、総支部長(次期衆議院候補予定者)、自治体議員は、全員新党に入党。旧国民民主党からも多くの議員と総支部長が入党し、新体制では国会議員7名、総支部長5名、自治体議員51名の合計63名でのスタートとなりました。

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総支部連合会の代表は大島敦衆議院議員が就任。
新党が地方議員の信頼の上に成り立っているとして、一つにまとまることを呼びかけました。

また党本部の立場で、枝野代表が挨拶。
コロナ禍で女性や若者で自ら命を絶つ人が増えていることにふれ、国民生活を守るために合流新党を呼びかけた、次の総選挙では菅か枝野かを選んでもらう政権選択の選挙にしたいと、新党結成に向けての思いを訴えました。

民部は、埼玉県連でジェンダー平等推進委員長に就任しました。

安倍政権では女性活躍推進を掲げましたが、指導的立場にいる女性の登用は進まず、女性の正規雇用は減り非正規化が進み、「女性はいくらでも嘘をつく」などジェンダーに対する偏見も目立ちます。

選択的夫婦別姓や性犯罪に対する向き合い方など、ジェンダーに関する政策は立憲民主党と自民党との違いが最も現れる分野です。女性議員の多い立憲民主党ならではの取り組みを行えればと思います。



立憲オープンミーティングin川越を開催

立憲民主党の結党から1年。

まだ地方議員も少ない政党ですが、埼玉県西部の自治体議員とともに川越でイベントを開催することになりました。


当日は枝野代表を招き、参加者からの質問に答える形で双方向のトークイベントにしたいと思っています。お近くの方はぜひお越しください。


オープンミーティングバナー

11月16日(金) 19:00~20:30(18:30開場)
ウエスタ川越 多目的ホール
埼玉県川越市新宿町1丁目17-17

JR川越線、東武東上線「川越駅」西口より徒歩5分


どなたでも参加できますが、警備の都合上、事前の申し込みが必要です。
参加ご希望の方はwebからお申込みいただくか、民部までメール(kayo@mimbu.com)にて参加する方全員の氏名、住所、電話番号をお知らせください。

申し込みはここをクリック


立憲民主党・埼玉県で初会合

1月27日、さいたま市で立憲民主党の埼玉県地方組織の初会合がありました。

当日は枝野幸男代表を中心に埼玉県内の国会議員・地方議員(元職を含む)の22人が出席。所用により欠席した4人を含め、26人からのスタートです。規約案と人事案が提出・承認され、正式に立憲民主党埼玉県総支部連合会(埼玉県連)が立ち上がりました。

冒頭の枝野幸男代表からのあいさつで、政治が国民から遠ざかっていたことを認識し、政治が国民に寄り添う「草の根の民主主義」を目指すことを全員で共有しました。

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さて立憲民主党の運営について、埼玉県連の規約の中で明らかになったこと。

民進党(民主党)では党員・サポーターが党を支えていましたが、立憲民主党ではメンバーの囲い込みを行いません。党を構成するメンバーのための政党ではなく、政党を国民の声を届けるための道具として使ってもらうという方針です。

それを実現するため、立憲パートナーシップ・メンバー(以下、「立憲パートナーズ」)という形で、登録料(500円程度?)を払って多くの国民に参加してもらう仕組みをつくります。

政策判断に役立てるため立憲パートナーズからの意見を集めますが、必ずしも立憲民主党の理念・政策に100%同意していなくてもいいのです。極端な話、他党に党籍があっても構わないとのこと。とにかく、広く国民の声を拾い上げるために立憲民主党があるという考え方です。

そのうえで党の地方組織の運営を担うのが、国会議員や地方議員、元職などで構成する運営党員(以下、党員)です。規約の改定や年間活動計画、予算・決算、人事など党運営に関する議決は党員で構成する運営委員会が行います。

今後、SNSなど新しいツールも活用しながら、幅広く立憲パートナーズを募集することになるかと思います。できるだけハードルを下げて、学生さんや今まで政治に関心がなかった人が気軽に参加できるといいなと思います。

なお埼玉県連の代表は党代表でもある枝野さんが兼任、幹事長は熊谷裕人さいたま市議が就任しました。
また今回決定した規約はあくまで埼玉県連のもの。立憲民主党も都道府県ごとに状況が違うため、それぞれの地方で規約を作り、組織が立ち上がっていくものと思います。

枝野幸男さんとの出会い

どうして民進党(民主党)なの?と時々聞かれます。
私が民主党に入ったのは、枝野さんがいたから。

1999年。私が結婚するとき、自分が今まで長く使っていた名前が変わってしまうことに違和感を持っていました。当時はいわゆる選択的夫婦別姓制度の導入に向けた機運が高まっており、1996年に法務省の法制審議会が法案を答申、あとは国会での審議を待つばかりという状況。
だったらとりあえず結婚式は挙げて婚姻届けを出すのは法律が変わってからにしようと、不安な気持ちを抱えながらも結婚生活を始めたばかりのころでした。

選択的夫婦別姓を認める法改正が審議されないのは、国会で多数を握る自民党が強固に反対しているから。
ならば国会議員に働きかけるしかないと、署名活動したり国会議員に手紙を書いたりしているうちに出会ったのが枝野さん。
自宅から近いということもあり、大宮で毎月開催されるオープンミーティングに出かけて話を聞くようになりました。当時の私にとって、生の国会議員に会いに行けるなんて画期的なことでした。

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ある日のオープンミーティングの質疑応答のとき、枝野さんの支援者と思われる男性が発言。
「私は枝野さんの政策は全て共感して熱心に応援しているが、選択的夫婦別姓を認めることだけは許さない」と強い口調で枝野さんに詰め寄りました。

そのときの枝野さん。
「名字を一緒にしなくてもいいと夫婦が互いに合意しているのであれば、公共の福祉に反することがない限り国家が口を出すべきことではない」とはっきりと答えたのです。
有権者、特に支援者の顔色をうかがって耳障りのいいことを言う政治家しか知らなかった私にとって、これ以上に心強い言葉はありませんでした。

その後、枝野事務所のスタッフの「会合に呼んでください」という呼びかけに、当時、一緒に署名活動などをしていた10人位の小さな飲み会を開き、枝野さんに来てもらいました。
今考えたら国会議員を呼ぶには人数も少ないし、そもそもその中に枝野さんの選挙区に住む有権者はなく、枝野さんにとって一票にもならない飲み会。そんなところに時間を割いて来てくれて、挨拶だけではなく一緒に杯を重ねてくれました。

もう20年近く前のことですが、その時の会話で鮮明に覚えているのが二つ。

将来は総理大臣を目指すのですか?の質問に、「自分は総理ではなく、できればスポークスマンである官房長官をやってみたい。国民と対話する窓口になりたい」と答えた枝野さん。

それから十数年が過ぎ、あの時の目標は現実に。
3.11東日本大震災とそれに伴う原発事故で官房長官として不眠不休で対応し、「#枝野寝ろ」の流行語までできました。それこそ戦後最大の国難であり、情報が錯綜し混乱する中で、当時、知りえる情報を国民に分かりやすい言葉で伝えた枝野さん。
あの時の評価は今でも色々あるようですが、今の安倍政権、菅官房長官だったらと思うとぞっとします。都合の悪い記録は破棄され、お決まりのフレーズ、「何ら問題はない」の連発だったはず。この国に枝野さんがいてくれてよかったと心から思います。


そして、もう一つの枝野さんとの会話。国会再編について。
「アメリカの共和党と民主党が人工中絶禁止か容認かで分かれているように、日本では選択的夫婦別姓がキャスティングボードになりえるんじゃないか」

もちろん集まったメンバーを意識したということもあったのでしょうが、枝野さんの軸はここにあると思います。夫婦の名前のことだけでなく、ひとり親家庭やLGBTの人、生涯独身の人、障がい者や高齢者、働く女性の問題、子育て・介護する男性の問題など、多様性を認めること個人の自由や権利を守るために国家権力の介入は最小限にすること。

虐待する親、暴力をふるう夫(妻)もいるのに、生涯独身の人もいるのに、その存在には目を背け、「家族は助け合わなければならない」と憲法草案(第24条)に書き込む自民党。働けなくなった時の生活の保障や介護や子育ても、家族の自助努力を国家が求めていることが大きな対立軸です。

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立憲主義とは、国家権力を憲法で制限すること。個人の生命、財産、自由や権利は、公共の福祉に反しない限り、最大限尊重されること。

あの時の本当に小さな会合での枝野さんの二つの目標。
その二つ目がいま実現しようとしていることに、ワクワクしています。

私はいまはまだ民進党に籍を置いています。本来、地方議員が離党するときは県連の常任幹事会の承認が必要で、いまはその手続きすら進められない状況です。でも衆議院選挙後、そもそも常任幹事会がどうなっているのか。いずれにしても選挙後に参議院議員や地方議員、党員・サポーターの扱いをどうするのか議論されることと思います。

そして自分自身が選択できるときがくれば、ブレずに枝野さんについていこうと思います。
Twitter プロフィール
アフラック募集代理店・ファイナンシャルプランナー・ふじみ野市議会議員・小学生の母。最近はfacebook中心。フォローミー。mixiもやっとります

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