埼玉県ふじみ野市 民部佳代の市議会blog

ふじみ野市議会議員民部佳代のブログです。 議会のこと、市政運営のことなど、若干固めの話をゆっくり書いています。 日ごろの活動や考え方はtwitter、facebookで公開中。 公式サイトは http://mimbu.com

ふるさと納税

市民がふるさと納税で市を応援ー6月定例会の一般質問

6月定例会の一般質問でふるさと納税について取り上げたので、結果報告。

ふるさと納税というのは正確には"納税"ではなく、自治体への寄付です。
だから返礼品として特産品のたたき売りするより、この活動を応援したいという気持ちを引き出して寄付を募ったらどうかと議会で提案しました。(詳細は、以前のブログを参照してください)

さらに寄付は市外の人から集めるだけでなく、市内からも寄付を集めてはどうかとも提案。
ふじみ野市民がふじみ野市に"ふるさと納税"しても、意味がないんじゃないの?と思われるかもしれません。そこで財政への影響がどうなるか、市に質問。回答をもらったので、少しかみ砕いていて紹介します。

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市民のふるさと納税で市の収入は増える

年収500万円で、家族は専業主婦と子ども一人の人がいたとします。仮にAさんと呼びます。

Aさんが市外に3万円の寄付(=ふるさと納税)して、寄付控除を受けた場合。Aさんの所得税、住民税は2万8千円少なくなります。そしてAさんは返礼品を手に入れる。2千円以上の返礼品をもらえば、3万円寄付してももうけの方が大きくなります。

一方、ふじみ野市の財政。
Aさんが納める個人市民税は少なくなりますが、そのいくらかを国からの地方交付税で補填する仕組みがあります。市の回答によると、Aさんが3万円寄付しても、市の減収分は4千円とのこと。

今度はAさん、市外ではなく、ふじみ野市の子どもたちのために使ってほしいと市に3万円を寄付したとします。市内に寄付をしても、寄付控除を受ければ2万8千円、納税額が減ります。Aさんにとっては差し引き2千円の負担です。

そしてふじみ野市の財政。
先の例と同様に4千円の減収はありますが、3万円の寄付もいただきました。市にとっては差し引き2万6千円、使えるお金が増えたことになります。

これはすごいことだと思いませんか。
新しことをやるとき財政が厳しいと諦める前に、「こんなことを実現したい。市民のみなさん、市外の人でも結構です。ぜひ応援してください」とPRしてお金を集めることもできるのではないでしょうか。


現役世代が見える形で市を応援

ふじみ野市は市民との協働を推進しようと、高齢者の見守りや小中学校への協力、防犯パトロールや災害対策、環境美化など、様々な形で市民に活動への参加を呼び掛けています。

ところが地域活動に参加しているのは、どうしても現役を引退した世代に偏ります。最近は学生の参加もありますが、30代~50代の参加はとても少ない。それは当然のことで、現役世代は仕事があるし家庭でも子どもに手がかかるため、地域活動に参加する時間がないのです。

残念ながら、地域活動に参加しない現役世代に対して、地域に関心がない層、貢献する気のない層ととらえる声もまれに聞こえてきます。そこまでいかないにしても行政運営では、どうしてもいつも顔を見ている人、声の大きな人を意識する場面が多くなってしまいます。でも行政運営でもっとも重要な貢献は納税だし、子どもを育てることは未来への責任のはず。

その点、ふるさと納税は時間のない現役世代でも市の取り組みを直接的に応援できる制度だし、寄付を通じて市の事業に関心をもってもらう機会になります。

河岸記念館


待っていても寄付は集まらない

それでも返礼品に頼らず寄付を集めるのは大変です。

当初の提案した通り、応援したくなるような使い道でなければ寄付は集まりません。
また何に使うか明確にしても、それが寄付者に伝わらなければ意味がありません。そのため、ネットや市報などを通じてプロモーションが必要です。当然、集まった寄付がどのように使われたかの報告も必要です。

市への寄付なので、団体などに補助金として出す場合は要項の整備や寄付が集まらなかったときにどうするかなど、ルールも作らなければなりません。

寄付の額や時期は予測できないので、必要な時に使えるよう貯めておく仕組みも必要です。市の収入は年度内に使いきらなければ、他のお金と一緒にされ繰越金として来年度に回されます。目的のためだけに使いたいのであれば、目的を決めて基金という貯金箱(?)に入れて他のことに使わないようにしなければなりません。
基金を新たに作るには、条例の制定が必要です。

新たな提案なので議会答弁もすぐにやるという訳にはいきませんでしたが、基金については今後検討するとのこと。引き続き議員として担当職員とも一緒に勉強しながら、市民の力を引き出すためにふるさと納税を後押ししていきたいと思います。

 
 

応援する気持ちで寄付を集めよう!-ふるさと納税

ふじみ野市議会6月定例会の民部の一般質問概要(その1)です。

1.ふるさと納税ー応援する気持ちで寄付を集めよう!

年々、関心が高まるふるさと納税。ふじみ野市でも今年度から返礼品の検討も始めたようです。しかしお肉や海産物など、これといった特産物も少ないふじみ野市。返礼品だけで寄付を集めるのは難しいかもしれません。

一方で、熊本地震での被災地に、ふるさと納税を活用して寄付をする人がいます。もちろん被災地への支援なので、返礼品目当てではなく、あくまで自治体を応援したいという気持ちで寄付が集まります。

ふるさと納税は自治体を応援するのが趣旨なのに、今では返礼品目当ての節税の手段と使われているのがとても残念。高所得者にとってメリットが大きい制度になってしまいました。

そこで本来の目的に戻り、ふじみ野市は応援する気持ちで寄付を集めてはどうかという提案です。

例えばノラ猫に避妊手術をして地域猫として見守る活動。議会でも活動に対し補助金が出せないかという意見は出ていますが、財源確保を理由に進みません。

ならば「ふじみ野猫サポーター」として寄付を募り、猫をデザインしたカードか缶バッジをサポーター証として送るのはどうでしょう。猫好きなら、猫の命を救いたいと応援してくれるかもしれません。

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また実行委員会が事業所などから寄付を集めているふじみ野市の「新春ロードレース」。
寄付集めも大変なようですが、市が新春ロードレースに使うことを限定して寄付を集め、集まったお金を実行委員会 に補助金として出してはどうでしょう。

実行委員会に寄付したお金は所得税控除の対象にはなりませんが、市に寄付すればふるさと納税として2000円を超えた分は控除の対象になります。今年度から法人税もふるさと納税の控除を受けることが可能になったので、法人の寄付も集めやすくなります。 

他にも「第九コンサートを開きたい」とか「母校の子どもたちに楽器を揃えてあげたい」など、応援する気持ちで寄付を集めることは可能ではないでしょうか。


ちなみに、ふじみ野市民がふるさと納税した場合。
1万円寄付しても、ふじみ野市の税収が1万円減るわけではありません。税額控除分は、ふじみ野市と埼玉県の減収です。さらに減収となった分は、地方交付税として75%が国から補てんされます
(参考:総務省 地方交付税制度との関係

おまけに国の補てんは、ふじみ野市民がふじみ野市に「ふるさと納税」した場合でも適用されます。

ならばふじみ野市民からも、応援したい活動に寄付をしてもらう仕組みを作ったらどうでしょう。
ふじみ野市に納めるはずだった税が市外に出て行くよりも、そのお金でふじみ野市を応援してもらいましょう。


民部の一般質問は、6月10日(金)。4番目の登壇ですので、おそらく午後の再開(午後1時15分~)になると思います。

お時間ある方は、ぜひ傍聴にお越しください。
あと2点の質問は、別の記事に!

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アフラック募集代理店・ファイナンシャルプランナー・ふじみ野市議会議員・小学生の母。最近はfacebook中心。フォローミー。mixiもやっとります

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