埼玉県ふじみ野市 民部佳代の市議会blog

ふじみ野市議会議員民部佳代のブログです。 議会のこと、市政運営のことなど、若干固めの話をゆっくり書いています。 日ごろの活動や考え方はtwitter、facebookで公開中。 公式サイトは http://mimbu.com

選挙

選挙にかかるお金ー選挙運動費用収支報告を提出

選挙後の片付けや事務処理などの事後処理が、ようやく落ち着きつつあります。
そしてようやく昨日、第1回目の選挙運動費用収支報告書を提出してきました。

市の選挙管理委員会に行けば公開してもらえる情報ですが、選挙に関心のある人のためにアップしてみます。
手書きで計算ミスの修正など見苦しい点があるかと思いますが、お許しください。 また明細については寄付を寄せてくれた方、ウグイスを引き受けてくれた方などの住所やお名前など個人情報が含まれるためアップするのを控えます。

2015年4月26日執行選挙運動費用収支報告1回目.pdf

公選ハガキの作成費などまだ支払が済んでいないものがあるのでこれが全てではありませんが、1回目に集計した費用です。

選挙運動の費用としてかかったお金は約90万円。
そのうち自分が出したお金は約37万万円。残りはポスター代として公費でまかなわれたもの、また寄付をいただいたものもあります。

寄付と言っても、かならずしも現金でもらったものばかりではありません。
ボランティアで働いてくれた場合、それを人件費として支出に計上して、同額を寄付してもらったものとして収入に含めて報告するルールになっています。

とはいえ候補者の立場で正直に言えば、一日中外で選挙運動していると誰が何時間ボランティアで働いてくれたのか把握できません。 特にお願いしたわけではなくても、毎日のように事務所に顔を出してくれてお茶を飲んで世間話をしている支援者もいます。 その人が手が空いているのでお弁当の買い出しに行ってくれたり選挙カーを洗車してくれたりということもあり、とても助かっています。 でもそれを、何時間働いたから時給換算して何万円分の寄付といった見積もりを出すのは難しいのが現状。

そこで私の場合は、ボランティアはこちらから頼んで働いてもらって食事まで用意した人の人件費のみ報告書に記載しました。 ボランティアの人件費をどこまで報告するかで、選挙費用の額がかなり変わってくるかと思います。

それ以外にも事務所の机や椅子、パソコンやファックスなど自分が以前の選挙で購入したものや私物を持ち込んだものもあり、それらは選挙費用の支出には含めていませんが、それを選挙のためにリースすると選挙費用としては額が大きくなります。

支出で一番かかったのは、広告費。それについで人件費。
広告費は今回ポスター作製費のみですが、これは公費で作ってもらえるため私は負担していません。 ただし今後、公選ハガキの作成費や選挙カーの看板作製費などで約15万円ほどを支払って追加で報告する予定。

つまり私が支出したのは今回の報告の37万円と今後支払う15万円ほどの合計50万円ちょっと。
それ以外にあらかじめ法務局に供託金として支払った20万円が立候補にかかったお金で、この20万円はあとで返ってきます。

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自分で書いてみて、意外とお金がかからないものだと改めて実感しています。
供託金を払うことで、ポスターの作成費や選挙カーのレンタル代などを公費で負担してもらえるので、本当にありがたいことです。

ただし、今回報告したのはあくまで選挙にかかった費用。
政治活動として市政レポートを印刷して郵送したり、政治活動用の立て看板を作ったりする費用は別に必要になります。どれだけ普段の政治活動をするかは人によりますが、私の場合は選挙費用よりそちらの費用のほうが高額。選挙の時だけ来られても・・・という有権者も実際にいますから。

今後、政治家としてチャレンジしてみたいという方、ぜひ参考にしてみてください。

選挙の裏側(選挙本番編)

前回の記事に続いて、選挙ってのは誰が何をしているのか、本番編。

 選挙運動ができるのは公示日(地方選挙は告示日)に立候補の届け出をしてから、投票日の前日まで。つまり「〇〇をお願いします」と言えるのはこの期間だけ。
 それ以前はあくまで政治活動の一環として、政策を伝えたり支援のお願いをしているだけなのだ。まぁ、「支援してください」と「お願いします」の何が違うんだと言われればものすごーく微妙だけど、やってる方としては選挙前に投票依頼しないよう細心の注意を払っている(つもり)。

 ちなみに、選挙期間は選挙によって違う。一番長いのが参議院選挙と知事選挙の17日間。短いのは町村議会選挙と町村長選挙の5日間。選挙区の広さや有権者の数を考慮してるんだろうな、たぶん。

 さて、選挙本番。運動員とか言われる人は一体普段、何をやっているか紹介してみる。


1 公営掲示板のポスター貼り

 どんな選挙でも、絶対にやらなきゃならないのが公営掲示板のポスター貼り。選挙前になると街中に現れる、マス目に番号が書いてあるアレ。投票所のエリアごとに、有権者の数に応じて設置されている。
 各陣営はあらかじめエリアごとにポスター貼り担当を確保しておいて、立候補の届け出と同時にポスターを貼り始める。どの番号のマスに貼るかは立候補の届出をしたときのクジで決まるので、番号が決まったら選対本部から下部組織、さらにそこからそれぞれのポスター担当に一斉に指示を出す。

 この作業、間違いは許されない上、スピードも要求されるので、支援する組織の大きさや統率力が問われる。逆に、選挙が始まって何日間もポスターが貼られない候補者は、その力がない候補者だ。
 まぁ2、3時間、ポスター貼るのが遅くたって有権者には関係ないんだけど、支援者同志はお互いに「あそこの陣営の組織力は強いなぁ」などと、相手の力をはかる物差しになるのだ。


2 証紙貼り

 選挙に使われる印刷物は文書図画(ぶんしょとが)と呼ばれ、その種類や枚数が厳しく制限されている。特に、候補者の名前が入ったものは選挙の種類によって何枚までと決まっているし、選挙管理委員会に届け出も必要。
 枚数を管理するため選挙管理員会から規定枚数の証紙(シール)がもらえるので、印刷物1枚、1枚に貼っていく。逆に、証紙が貼られていない名前入りの印刷物(ポスターやのぼりを含む)は違反というわけ。お金のある候補者が大量に名前入りの印刷物やポスターを作って宣伝すれば選挙に有利になるので、それを防ぐために枚数や種類が決まっているのだ。
 証紙貼りだけなら体力は必要ないので、たいていはお歳を召した支援者などが事務所でワイワイおしゃべりしながら作業を手伝う。

 ちなみに今回の参議院選挙以前、インターネットでの選挙運動が禁止されていたのは、インターネット上の情報は「文書図画」にあたると解釈されていたから。あまりお金、かからないのにね。


3 ビラ配り・ポスティング

 上に書いた通り、選挙で使える印刷物には、枚数や種類など制限がある。とはいえ、国政選挙では政党のビラなど候補者の名前の入っていないものなど、ポスティングが可能なものもある。政党の政策を伝える重要なツールなので、せっせとポスティングする。余ってもどうせゴミになるだけなので(配っても最終的にはゴミだけど)、選挙終盤戦になると在庫一掃ポスティング期間になったりする。他にも朝や夕方、駅前に立ってビラ配りもある。
 
 上に書いた候補者の名前の入った印刷物は新聞折り込みのほか、街頭演説のときだけ配っていいことになっているので、選挙カーにビラ配りの係りが随行して、街頭演説中に配ったりもする。


4 選挙カーの運行

 一般の人がイメージする選挙というと、まさにこれ。
 ちなみに選挙運動する人に報酬を払うことは買収に当たるので禁止されれているけど、例外的に選挙カーの運転手とウグイスさんには報酬を払っていいと決まっているので、お金払ってプロにお願いすることもある。
 参議院選挙のように県内全域を2週間以上も回る選挙は肉体的にも過酷なので、たいていはプロ。市町村議会くらいだと、お金をかけず近所の人にボランティアでお願いしたりする。
 運転手やウグイス以外にも、回るルートやスケジュール、人のローテーションを決めたり、道案内したり、街頭演説場所で場所取りしたりといった裏方の仕事も結構ある。

 選挙カーを出せる台数も厳しく決められている。基本的には候補者1人につき1台。それ以外に政党の宣伝カーなども一定のルールに基づいて台数が決められている。

 参議院選挙は静かでしょ?
 なぜなら今回の埼玉選挙区でいえば、8人の候補者、つまり県内全域に8台の選挙カーしか走っていないから。他に政党カーが、政党の数だけ走っている(と思う)。
 これが市議会議員選挙になると、一つの市内を何十人もの候補者がグルグル選挙カーで走る。だからうるさい。ごめんなさい。
 選挙ーカーにさほど集票力があるとは思わないけど、支援者にとっては自分の応援している候補者の車が近くに来るとうれしいもの。中にはライバルの車がくるとヤキモキして「〇〇党の車は来るのに、お宅は全然来ないじゃないか!」と電話までする熱い支援者もいる。選挙カーは支援者に対して「私たちがんばってるから、必ず投票行ってね」というメッセージなのだ。


5 街頭演説

 たまに見かける街頭演説。これも制限がかかる。使える拡声器(スピーカー)の数に決まりがあるのだ。拡声器は、基本的に選挙カーにくっついている分だけ。だから選挙期間中、候補者や応援弁士は選挙カーの横に立ったり、上に乗ったりして街頭演説をする。
 商店街の中など車の入れない場所や、駅前のデッキの上などで持ち運びできるトランジスタメガホン(トラメガ)を使う場合もあるけど、同時に選挙カーの拡声器から音を出すことはできない。どちらか一方なのだ。なので、選挙管理委員会からもらった選挙用拡声器であることを示す札を下げて、この拡声器、またはトラメガは違反じゃないよということを表示する。
 国政選挙では、街頭演説中に一緒に立って手を振ったり、周りでビラを配ったりする人もいる。今回の参議院選挙からネット選挙が解禁になったので、カメラで撮影してネット上にアップする人も。このあたりはみんなボランティアが行う。


6 公選ハガキの宛名書き

 どの選挙でも候補者の名前や写真、政策などを書いたハガキを、一定枚数、公費の負担で送ることができる。お金のない候補者でも公平にPRできるようにするための仕組みで、通称、公選ハガキ(公職選挙法で出せるハガキ?)と呼ぶ。市議会議員選挙だと2000枚、国政選挙だと数万枚。

 これを手分けして、宛名を書く。推薦団体にお願いして構成員あての宛名を書いてもらったり、支援者に知り合いの宛名を書いてもらったり。最近は個人情報保護法の関係で名簿が入手できなくなり、よく知ってる人なのに住所が分からないというケースもあって結構大変。
 また実際に書く作業ももちろんだけど、お願いするために届けたり回収したり、あるいは重複していないかチェックをしたりといった作業も発生する。


7 電話かけ

 公職選挙法で、比較的制限がゆるいのは音声による選挙運動。つまり電話による投票依頼は誰でも自由にできる。印刷物はお金がかかるけど、声はタダだからという理由をどこかで聞いたことがあるけど、ビラ1枚より電話1本のほうがお金かかるだろに。
 この電話、支援者が自宅から知り合いに電話を掛けて「〇〇さんをお願いね」というケースもあるし、選挙事務所に何本も電話回線引いて、コールセンターよろしく何人もの人が ボランティアで電話することもある。最近は家の電話をとってくれないので留守番電話にむなしく録音することも多いんだけど、携帯電話の普及で留守番電話すらない(セットしない)家庭も増えてるなと実感する。


8 動員

 出陣式のようなイベントのほか、選挙期間中に行われる個人演説会や街頭演説。人が集まらなくてスカスカだとさみしい。というか、それだけの人を集められない候補者は、票も集められない。街頭演説なら元々人通りの多いところを狙ってやれば足を止めてくれる人もいるだろうけど、ハコと呼ばれる室内の会場で行う個人演説会に偶然入ってくる人は多分、いない。
 そんなわけで個人演説会やイベントが行われるときは、支援者や地方議員、支援団体がせっせと人集めをする。これが「動員(どういん)」。中には、親しい人や組織に頼まれてしぶしぶ動員される人もいるけど、実際に身近で候補者の話をじっくり聞いて生のライブ感を味わうと、熱意を感じて応援しようかな、家族や友人にも勧めようかなという気にもなる(かもしれない)。
 


 とまぁ、長々と選挙運動で何をやってるかを大まかにかいてみた。
他にもこまごました仕事はあるけど、人手が必要なのはこんなところ。選挙カーの運行なんて、ほんの氷山の一角で、それ以外に多くの人が見えないところで動いている。

 選挙は、ボランティアが基本。法律で決められた、選挙カーのドライバーやウグイスなど一部の人を除いて、選挙運動をする人に報酬を払うと買収になる。
 実際に電話かけをアルバイトに頼んで失職した国会議員もいるし、社長が社員に命じて選挙運動させるのも、報酬が発生しているので違反になる。ポスター貼りや証紙貼りなど、直接有権者に働きかける仕事じゃなければアルバイトや社員でもOKだけど、その合間に人に会って「お願いします」なんてやっちゃうと違反。
 最近では候補者のインターネットのサイト運営を業者にお願いして、候補者が言ってもないのに「あと一歩!」なんて書いてもらうと、有権者に働きかける仕事に報酬を払ったことになり違反になる・・・らしい。

 選挙運動では労働の対価とはいえ、買収とみなされると最悪は当選も取り消されるという、きつーい処分が待っているので、結構気を使う。
 民主党の場合は支援団体である労働組合の人や地方議員とその支援者などが、有休をとったり仕事の合間をみて手伝っている。当選後は議員として仕事をすることでお返ししたり、議員同志の場合はお互いに持ちつ持たれつで協力しあっている。

 選挙というのは本当に多くの人の力がひとつになって、候補者をささえるお祭りなのだ。
投票日は、7月の21日。支えてくれた人に応えられるよう、山根りゅうじ、がんばれ~!
Twitter プロフィール
アフラック募集代理店・ファイナンシャルプランナー・ふじみ野市議会議員・小学生の母。最近はfacebook中心。フォローミー。mixiもやっとります

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