投開票日当日、開票所で開票立会人をしてきました。

開票立会人は、それぞれの候補者と政党に依頼された有権者。今回、私は比例代表の選挙で立憲民主党から依頼されて立ち合いました。

開票立会人は、開票のとき、投票箱が開票所に集められてからそれが集計されるまでを不正がないか見守るのが仕事です。
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実際の作業の流れはこんな感じ。
投票所から集められた投票箱は、きちんと施錠されているか。
フタを開けて票を出した時、投票箱に残りはないかなど、チェックします。
その後、机の上に積まれた票は、開票作業をする職員によって候補者別、政党別に分けられます。
ふじみ野市では数年前に文字を読み取って分別する機械を導入したので、かなり開票作業が早くなりました。
それでも機械で読み取れない票、書き間違いがあった票などがあるので、人の手で分別します。 分けられた票は機械で枚数を数えて、一定数ずつの束にします。 間違いのないよう、機械は2回通します。

開票立会人は票の束を確認して確認印を押していきます。
実際の票を手に取って目にするとき、選挙というのは本当に一票一票の積み重ねだと実感します。

書き間違いなどがある場合でも、できるだけ投票した有権者の意思を反映できるよう分別されます。
どこまでの書き間違いが許されるかは前例から大体の指針が出ているので、それにそって職員が分けていきます。

それでも微妙な時は開票立会人の意見を聞きながら判断するので、開票立会人の役割は重要。
今回、私の意見で判断が変わった票もありました。

白票もかなりの数あります。
よく投票したい候補者(政党)がないなら白票を投じればいいという人もいます。でも、わざわざ投票所に足を運んだのに無駄にするのはもったいないなぁというのが、白票を手に取ったときの素直な感想。

投票率を上げるためには意味がありますが、結果的には棄権と同じ。選挙結果には何の影響もありません。
支持する候補者(政党)がなくても、嫌いな候補者(政党)以外の候補者(政党)に投票すれば、その人を落選させることができるかもしれません。


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今回の選挙でもったいないなと思ったのは、比例代表の投票用紙に選挙区の候補者名を書いたケース。

「立憲民主党 くまがい」と書かれた票。多分、立憲民主党に入れたいのでしょう。でも立憲民主党の比例代表に、「くまがい」という候補者は立候補していません。彼は選挙区の候補者です。

これらは全て無効票です。かなりの数がありました。 もちろん立憲民主党だけでなく、他の政党も同じです。 票の書き方を分かりやすく伝える方法が必要です。


今回は国民民主党が「民主党」という略称を届出名として使いました。

国民民主党の政党票には「民主党」という表記がたくさんありましたが、私たちがずっと慣れ親しんできた名前だけに見るたびにドキッとします。これらは全て国民民主党の票になりました。

一方、「民主」とだけ書かれた票もかなりの数がありました。
今までの経緯から、おそらく立憲民主党もしくは国民民主党に投じたのでしょう。
でも政党名でいえば、自由民主党や社会民主党にも「民主」の文字が入っています。
判断できないので、これらもすべて無効票です。
とてももったいないことです。 私たちの政党で言えば、他党と明確に区別できる名称、「りっけん」を定着させる努力が必要だと感じました。 以上、雑感ですが、今後に投票する人の参考になれば幸いです。 最後になりましたが、今回の参議院選挙では、私が応援していたくまがい裕人氏が、無事に初当選を果たすことができました。ご支援いただいたき、ありがとうございました。