ふじみ野市の就学援助制度。2017年9月定例会で拡充する予算が提案されました。

これは低所得の家庭の子に給食費や学用品代などを支給する制度。9月8日の福祉教育常任委員会の審議でもう少し詳しいことが分かりましたので紹介します。

今回の補正額(当初の予算から増額する額)は2,637万円。

増額する理由は二つ。

一つは来年度入学する小学生・中学生の分から、入学前に入学準備金が支給できるように今年度の予算に組み込みました。

小学校入学の児童に対し40,600円を60人分、中学校入学の生徒に対し47,400円を140人分。合計で907万円分を予算計上しています。

小学生には就学前診断のとき、中学生には小学校を経由して、来年度入学予定の子どもたち全員にチラシで案内する予定です。前年(2016年)の所得を証明する書類を添えて12月までに申請してもらえば、3月上旬に入学準備金を支給できます。
それより後に失業などの事情で所得が低くなった場合でも、入学後に申請することができます。

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さて補正予算の増額のもう一つの理由。
残りの1,730万円は、対象となる児童生徒の増加によるもの。
学用品費、校外学習費、修学旅行費、給食費が対象で、小学生は当初の見込み517人分を610人分に、中学生は当初の見込み329人分を450人分に増額しています。

所得が低い家庭が増えたというわけではなく、全ての児童生徒の家庭にプリント等でお知らせするなど周知を徹底することによって、今まで受給できていなかった家庭に給付できるようになったためとのこと。制度を充実させるだけでなく、運用でもふじみ野市はがんばっていますね。

委員会中の休憩中ですが、一部の委員からは援助を受ける子どもが多すぎるのではないか、そんなにいるわけがないという声もありました。

ふじみ野市の児童生徒は1学年で約1000人なので、就学援助を受ける子は小学生が約10人に1人、中学生が約6.6人に1人。算出の基準が違いますが、日本の子どもの相対的貧困率が13.9%、7人に1人と言われていることを考えれば、妥当な数字だと思います。

また質疑の中で、中学校の部活動費については、学用品などと同様に今後は援助の方向で検討をしているという答弁もありました。民部が6月定例会で質問した内容を、実現に向けて前向きに動いてくれているようです。
県内でも3市町しか実施していないことです。ふじみ野市は子育て施策の先進地としてがんばっています。


福祉教育常任員会の中では、今回の補正予算は珍しく日本共産党を含めて全員賛成となりました。
9月22日の本会議で、正式に決定します。