6月15日。ふじみ野市議会6月定例会は無事閉会しました。
定例会の中で行った私の一般質問の中でいくつか成果があったので、書き残しておきたいと思います。


経済的理由で部活動をあきらめない

所得の低い家庭の子に市が給食費や学用品代などを援助する就学援助制度
ふじみ野市の場合、中学校の部活動の費用までは対象になっていません。

いま日本で問題になっている「子どもの貧困」
食べるものや着るものがないという「絶対的貧困」に対しては、生活保護制度がセイフティーネットとして用意されています。生活保護を受けられるのに何らかの事情で受けていない家庭もありますが、それは制度の問題ではなく運用の問題です。

一方で、一見貧困には見えないのが「相対的貧困」。普通の身なりをして、栄養のバランスはともかく、やせ細るほど食べ物には困っていない子たち。
でも他の子が当たり前にできることができない状態が「相対的貧困」です。

例えば、友達とファーストフード店に入っても一人だけお金がなくて水を飲んでいるとか、みんなLINEで連絡を取り合っているのに自分だけスマホがないので輪にはいれないとか。子どもにしてみれば精神的に辛く、屈辱的な経験です。
親が教育的観点からスマホを持たせない家庭もありますが、お金がなくてスマホを持てないというのはまた別で、子どもは劣等感を抱くでしょう。

こうした経験の積み重ねで「どうせ無理」と将来に希望を持てずに無気力になったり、友達との付き合いに距離をおいて、場合によっては不登校にさえなってしまうのが子どもの貧困の最大の問題です。

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さて、中学校の部活動。
任意とはいえ中学生のほとんど全員が何らかの部活動に所属。一緒に過ごす時間が長く、休日の予定も同じなので、友達付き合いも部活の仲間が中心になります。

でも、経済的理由で部活動をあきらめざるをえないとしたら。
普通の子が当たり前にできることを経験するために、部活動の費用も就学援助の対象にできないかという質問でした。

教育委員会からは、前向きに検討したいという答弁。
そして高畑市長から「子どもの貧困というけれど、子どもに何ら責任はない。実施に向けて検討したい」と、事実上OKの回答をいただきました。

部活動の費用といっても遠征費や消耗品費はともかく、個人が所有するシューズや防具は援助の対象としてどうなのかなど細かい点はこれから検討かと思いますが、実施に向けて期待したいと思います。